今回は、日本ウズベキスタン協会会員の山本 浩之さんからの寄稿文を紹介します。山本さんは、今回奥様の廸子さんとご参加頂きました。ウズベキスタン滞在中は、仲睦まじくお散歩されるなど素敵なご夫婦で、時折り博識な面が垣間見られる方でした。
以下、山本 浩之さんの文章をご紹介します。
二度目のウズベキスタンでしたが、嶌会長の御力量により得難き体験をさせて頂き誠に有難うございました。
少年の時から関心があったシルダリア、アムダリア両川の間の『マー・ワラー・アンナフル』のオアシスの深い歴史に接することが出来て幸いでありました。特に今回、サマルカンドのアフラシャブの丘に登れたのは大変うれしかった。ドストン氏の懸命のガイドは極めて好感が持て、この国の明るい未来を予感させられた。日本語修学の女子学生達も然り。
反面、参加者には高齢者が多く、若年層、特に大学生などの参加が無かったのは、残念であった。また、ウズベキスタン協会設立20周年記念行事としての旅行なので環境問題はもう少し軽目ではどうだったろう。
次に機会があればフェルガナを訪れたい。
旅行中の吟行句(俳誌『雲云』投句)を記す
・オアシス
濁りたる雪解川オアシスの秋
蒼天下青春のオアシス二度立ちぬ
オアシスに牛馬駱駝枯るる麦
亜細亜なり今も手で摘む綿の秋
長駆千里バザールは今秋の色