今回は、前回に引き続き、会員の布施 知子さんからの寄稿文を紹介します。布施さんは、公益財団法人アジア学生文化協会 常務理事として長年、アジアからの留学生への日本語教育等の支援に携わられていらっしゃいます。
非常に明るいお人柄で、さまざまな方々と楽しく交流されており、初のウズベキスタンを堪能されている姿が非常に印象的でした。
ウズベキスタンの魅力を盛り込んだ濃密な旅行記を送付いただきましたので、前回の「ハイライト編」に続き、今回は「サプライズ編」をお届けします。
昨日お届けした「ハイライト編」は以下リンクよりご覧いただけます。
忘れないうちに、サプライズも列挙する。
その1
創立20周年記念パーティーでは、藤山大使ご夫妻、駐在員、日本語学校「NORIKO(ノリコ)学級」のガニシェル校長、元日本留学生等駆けつけてくれ、協会会員は顔見知りと旧交を温めていたこと。また、思いがけず一組の男女による軽快な民族舞踊が披露された。
その2
ヌクス空港に夜、到着したが、カラカルパクスタン共和国 Kazbekov第一副首相のお出迎えと民族衣装の女性達がピラミットのように重ねたパン(ナン)と塩を携え、また男性たちによる民族楽器の演奏による出迎えがあり大いに感激した。更に翌日は、共和国警察車の先導でヌクスからムイナクへ我々のバスは移動。
その3
ヌクスのサヴィツキー美術館の特別見学と美術館内展示のゲルの中で民族音楽演奏があり民族楽器と素晴らしい歌い手による歌で歓迎された。
その4
ヒヴァを離れる前の夕食会場にTemur I. Davletovホレズム州副知事が現れ、嶌会長に昔のビバの役人が着ていた制服?(縞模様の短い衣装)と冬は寒い地域なので、ラクダの長い毛で作ったという伝統的な帽子がプレゼントされた。更に、ホレズム州副知事は夕食の席にヒヴァの民俗音楽団を派遣してくれ、歌と踊りと大変にぎやかな楽しい席にとなった。
その5
サマルカンドに電車で到着した時、プラットホームにモティル・サマルカンド副市長の出迎えがあり、歓迎の挨拶と駅の特別室を通っての特別改札となった。更に、我々のサマルカンド観光に市の職員1名が同行し、いろいろ配慮してくれた。さらに、夜のレギスタン広場のプロジェクションマッピングの席も特別に用意してくれた。まだほかにもサプライズがあったかもしれないが、とりあえず思い浮かぶまま書き出した。
最後に特記したいことは、ウズベキスタンになってからの元日本留学生が帰国し、政府の重要ポストについたり、外務省や日本大使館での勤務、ビジネスでの成功、観光ガイド等々について活躍されていた。そして、その方々の多くが日本ウズベキスタン協会とかかわりを持っていることだった。
また、短時間だったが日本センターで交流した日本語を学んでいる大学生や社会人の日本語会話力の高さにも驚いた。各グループに別れ、学生達と交流したのだが、私のグループには外国語教育で1~2位の国立タシケント東洋大学の日本語学科の学生が3人いて、中には「日本に留学して将来日本文学の翻訳の仕事がしたい」と言っていた。ぜひ日本に留学して、夢を実現できればよいなと思っている。
そして、最後になるが、国立サマルカンド東洋大学外国語学部日本語学科を卒業しているツアーガイドのドストン君は、筑波大学に1年間留学し、日本でも様々な経験を積んでいる頼もしい我々の助っ人だった。ドストン君の卓越したツアーガイドと様々な現地での配慮が、この旅行を更に豊かに実りあるものにしてくれたのは周知のとおりです。ありがとうございました。
そして、嶌会長、川端理事長、佐々木さん、そしてツアーガイドのドストン君、遠藤さん、この旅の企画、準備から、我々の旅行中の安全と見守り、ありがとうございました。
「サプライズ編」は以下を参照下さい。